カラム・チェインバース(フラム)
フラムではアレクサンダル・ミトロヴィッチがエースとして残留争いを左右する存在。しかし、むしろ重要なのは守りを改善させること。ラニエリがそれを強化できれば、残留の可能性は高まるだろう。
そのための鍵はチェインバースだ。今冬はホーヴァル・ノールドヴァイトを獲得したが、それでもあまり強力な守備ラインは望めない。
MFに置かれて以降成功を収めているチェインバースは、その自然なセンスと技術でチームを支えている。
フラムはこれからキーパーの不安定さ、ルシアーノ・ビエットやアンドレ・シュールレの一貫性のなさ、ジャン=ミカエル・セリの不調などいろいろ解決すべきことがあるが、まずチェインバースの調子の維持無くしては厳しいだろう。
フェルナンジーニョ(マンチェスター・シティ)
マンチェスター・シティのマーケットでの動きが静かだったのは驚きである。選手層が薄いポイントが存在する。それはアンカーのポジションであり、フェルナンジーニョの負担は重いままだ。
2月にはビッグマッチが連続するし、チャンピオンズリーグも再開される。33歳のフェルナンジーニョがフル稼働できるとは思えない。怪我などしてしまったらさらに…。
代替案は今のところ存在しない。ファビアン・デルフが使えるとはいえ、それでも同じ役割はこなせない。
もしフェルナンジーニョが使えない試合で躓いたりしたら、ターンオーバーにリスクを背負ってしまう。シティは様々なポジションで人が余っているが、アンカーだけは全く足りない。彼が「頼りにされている」状況だ。