宮市 亮(ザンクト・パウリ)

デビュー:2012年5月23日 vsアゼルバイジャン戦(当時19歳)

中京大中京高校卒業と同時に英国の名門アーセナルと契約とした若き天才は、19歳で代表戦デビューを果たした。

見せ場は少なかったが、左WGで起用された宮市は50m6秒台の脚力をいかしたスプリントで左SBの長友と高速ラインを形成する場面もあり、本格派ウインガーの登場に多くのサポーターが夢を膨らませたことだろう。

だが度重なるケガで華やかな舞台から徐々にフェイドアウトしていった。現在はドイツ2部のザンクト・パウリでチームの昇格を目指して奮闘中だ。

フェイエノールト時代の華麗なシザースやドリブルなどを得意としていたころと異なり、強烈なヘディングや鋭い飛び出しなど力強さを見受けられるようになった。ドリブラーから点取り屋へと徐々にプレースタイルが変わりつつある。ポルトガル代表のクリスティアーノ・ロナウドを彷彿させるような変遷のため、彼にロマンを抱いてしまう。