このところはレアル・マドリーよりも大きな額を移籍マーケットに費やしてきた印象が強いバルセロナ。
かつては下部組織からいい選手が育ってくるクラブであったが、このところは外から大物選手が獲得されることが多くなってきた。
そのバルセロナの歴史で「失敗してしまった大型補強」とは?『Sportskeeda』のセレクションを見ていこう。
パウリーニョ
移籍金:4000万ユーロ(およそ50.3億円)
2017年にバルセロナへとやってきたブラジル代表MFパウリーニョは、かなりの驚きを持って迎えられた。なぜかと言えば、中国超級リーグの広州恒大から加入したことと、彼のプレーがバルセロナにフィットするかどうかが疑問視されたからだ。
彼はそのような批判を超えたパフォーマンスで衝撃を与え、中盤をコントロールするだけでなく34試合で9ゴールを決めた。まさにイニエスタの穴を埋められる存在に…なるかと思ったのだが。
彼は結局イニエスタと同じ2018年夏に中国の広州恒大へとローンで復帰。さらにそのまま買い取られていった。
パウリーニョ自身のパフォーマンスは良かったし、バルセロナは経済的にも損はしていない。しかしチームの構成を考えれば彼の去就がクラブに混乱をもたらすことになった。