――昨年、宏希選手がシーズン前にFC琉球へ加入し、宏矢選手は8月にFC岐阜から期限付きで移籍してきました(※シーズン終了後に完全移籍)。相談とかはしたんですか?
宏矢:もちろんしました。オファーが来るかもという時点から相談していて、最初は少し迷いがあったんですけど話を聞いたのと、あと(宏希選手と)一緒にプレーできるのはやはり楽しいですから。決めるとなった時は即決でした。
――それを聞いたとき、宏希選手どう思いました?
宏希:僕はただチームの状況や環境を伝えただけです。弟の人生なので、僕がこうしてほしいというのはないですし、「来るんだ」という感じでした。
――兄弟で一緒にプレーすることに対する“躊躇”みたいなものはまったくないんですか?
宏矢:まったくないですね。
宏希:正直、敵としてもそうですけど、サッカーのピッチに立てば兄弟は関係ないです。
宏矢:そこに対して何かを考えることがまずないですね。お互いがサッカー選手になっていますし、ずっと同じことをやってきているので。
宏希:そこは何も変わらずにいますね。
宏矢:これがもし、仲が悪かったりすれば絶対に考えますし、たぶん来てないと思います。
――なるほど。沖縄は実際に住んでみてどうでしょう?
宏希:最初、沖縄に来るときは不安が多少ありました。でも、今はシーズンオフに実家に帰ったときも「早く沖縄に帰りたい」と思うくらい好きです。向こうにはない空気とか、ここに住めていることが幸せだなと感じます。
宏矢:この仕事をしていなかったら間違いなく住むことはなかったと思います。この仕事をしているからこそ来ることができたというのがすごく嬉しいですし、その意味でも楽しみたい気持ちは強いです。
ちょうど昨年夏に移籍したときは、一番沖縄を感じる時期でした。何をするにも「沖縄だー」という感じですごく楽しくて、その気持ちがずっと続いています。