かつてマンチェスター・ユナイテッドのアカデミーで「神童」と評価されたMFラヴェル・モリソン。アレックス・ファーガソン監督からも「最高のタレント」と称賛されたが、成功できずに退団した。
2012年に退団後も数々の問題を起こしたことで様々なクラブを渡り歩くようになり、出場機会も少ない状況が続いた。あのサム・アラダイスも「世界で最も才能を浪費した男」と言及した『元天才』だ。
彼の有名なエピソードの一つが、マンチェスター・ユナイテッド時代の「スパイク窃盗事件」。ウェイン・ルーニーとリオ・ファーディナンドのスパイクを盗み出したと疑われ、ドレッシングルームから追い出されたというものだ。
今回Youtubeの対談番組に出演したラヴェル・モリソンは、リオ・ファーディナンドから「あのスパイク窃盗事件を覚えているか」と聞かれ、以下のように話したそうだ。
ラヴェル・モリソン
「僕は奨学金しか貰っておらず、まだ若かった。
スパイク一足で250ポンド(およそ3万6000円)になった。二足のスパイクを手に入れれば500ポンドで、家族に何かを買うことができる。
あなたたちはそして30足ものスパイクを使っていた。危害を加えるつもりはなかったが、ルーニーやあなたに届くものを見ると、一度に20~30足も手に入れていたよね。
僕は家のテーブルに食べ物を置くために、一足を(持ち出すことを)考えていた。それは大きな問題ではないよ」