シュテファン・エッフェンベルク

バイエルンで活躍した元ドイツ代表MF。大柄ながら精度の高い長短のパスを華麗に供給したほか、得点力も備えたスターだった。

ただ、問題児な一面があり、ナイトクラブで女性を殴ったことで罰金判決を受けたこともある。チームメイトも「人間としては最低だが、ピッチ上ではこの上なく頼りになる」と語っていたほど。

1994年のW杯で味方ファンに中指を突き立てる問題行為を起こし、激怒したフォクツ監督によって大会中にチームから追放されると、エッフェも「2度と代表ではプレーしない」と絶縁を宣言。

その後、代表が不振に陥ったことで待望論が高まり、2試合だけ復帰したが、ふたたび代表を辞退してチームを去った。