中村 航輔
生年月日:1995/02/27 (27歳)
所属:ポルティモネンセ(ポルトガル)
「川口能活の再来」と絶賛された逸材は、4年前の2018年大会で守護神の座を誰よりも期待された男だった。
しかし大会前に行われたJリーグの試合で頭部を強打した影響もあり川島永嗣の控えに止まると、さらに大会後の試合中にも意識を失うほどの脳振とうに見舞われる。以降はやや輝きが薄れてしまった。
昨夏移籍したポルトガルでは髭を生やし体型もややふっくらに。大きくイメチェンしたが今季は公式戦2試合にしか出場できていない。
まだ27歳だが日本代表には既に谷晃生、大迫敬介ら中村より若いGKが台頭しており、存在感が薄れてしまっている。4年でここまで変わるものだろうか。
小林 祐希
生年月日:1992/04/24 (30歳)
所属:江原FC(韓国)
彼が登場してきた時のインパクトを考えれば、今の状況は寂しい限りだろう。
左利きでその髪型、体型、背番号、“ビッグマウス”と形容された言動や振る舞いは、彼が尊敬する本田圭佑に瓜二つ。その本田のキャリアを辿るようにオランダに渡り、日本代表にも定着するかと思われた。
しかしそこからの彼は、そのヤンチャな振る舞いほどは突き抜けなかった。オランダのヘーレンフェーンではコンスタントに出場していたもののステップアップとはならず。
ヘーレンフェーン退団後はベルギー、カタールと渡り、昨年からは韓国でプレーしている。
中島 翔哉
生年月日:1994/08/23 (27歳)
所属:ポルティモネンセ(ポルトガル)
2022年大会は、中島翔哉が「10番」そしてエースとして迎えるはずだった。
4年前のロシア大会もサプライズ招集が期待されたが選出されず。しかし大会後には新生日本代表の「10番」として、香川真司や乾貴士を一瞬で忘れさせるほどの眩しい輝きを放った。
しかしながらポルトガルからカタールへの移籍以降、ケガや監督との衝突、家族の病気などさまざまなことが続けざまに彼を襲い、いつしか代表から姿を消してしまった。
現在は古巣ポルティモネンセで再起を図っているが、日本代表の左サイドには人材が揃っており復活は容易ではないだろう。