サッカー選手に怪我は付き物であるが、その中でも最も復帰に時間がかかるものの一つが靭帯損傷。手術をしなければ修復されることはなく、手術をすれば何ヶ月もの離脱を余儀なくされる。
先日は宮市亮選手がE-1選手権で負傷してしまい、再び長くピッチから離れなければならなくなった。
今回は、そのような前十字靭帯の負傷を経験した選手たちを改めてご紹介する。
ロイ・キーン
怪我をしたシーズン:1997-98
マンチェスター・ユナイテッドでプレーした「闘将」ロイ・キーン。あらゆるプレーに長けるボックス・トゥ・ボックスMFであったが、アーリング・ハーランドの父親であるアルフ・インゲ・ハーランドとのマッチアップで前十字靭帯を断裂し、1997-98シーズンをほぼ丸々欠場することになった。
そのシーズンはアーセナルにタイトルを明け渡してしまったが、その後復活したロイ・キーンは1998-99シーズンのトレブル(三冠)に貢献。怪我をする前のような万能性はなくなったが、その圧倒的な闘争心で世界クラスのパフォーマンスを見せ続けた。