横浜FCは4日、親会社の「ONODERA GROUP」がポルトガル2部のオリヴェイレンセを買収したことを明らかにした。

オリヴェイレンセは1922年に創設されたチームで、ポルトガル北西部のアヴェイロ地区に本拠地を置いている。

サッカーではこの数十年間にわたって2部から3部リーグを戦っており、2011-12シーズンにはタッサ・デ・ポルトガル(カップ戦)で準決勝まで進んだという快挙も。

昨季は3部で2位となって2部へと昇格し、今季は11試合を終えて2勝4分け5敗の13位となっている。

「ONODERA GROUP」はこの買収により「Jリーグクラブと欧州クラブ両方の経営権を持つ企業」として史上初の存在になったとのこと。

ONODERA GROUP

「オリヴェイレンセは今年創立100周年を迎える伝統あるクラブで2011-12年シーズンにはタッサ・デ・ポルトガル(日本の天皇杯に相当)でベスト4に進出いたしました。

ユースカテゴリーの育成環境も完備しており、サッカーの他にバスケットボールやローラ ーホッケーなどの部門を有する総合型地域スポーツクラブでもあります。

今後は横浜FCとの連携を通じ、選手・スタッフの育成を強化。日本の若手選手にとって欧州挑戦の第一歩となるのはもちろんのこと、ポルトガルでプレーする選手にとっても日本でプレーする窓口となるよう、オリヴェイレンセを主軸とした育成・スカウティングを進めてまいります。

さらに、現在人工芝のオリヴェイレンセ練習拠点に天然芝ピッチのトレーニングセンターを新設するなど、現地の練習環境も改善し、1部リーグ昇格を目指し、双方にとって持続的発展につながる関係を目指してまいります」

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ベルギーにおけるシント=トロイデンのように、日本人選手が欧州に進出する際の足がかりになるようなクラブとしても発展させていきたいと考えているという。

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