これまで大学卒業前にJリーグクラブでプレーした選手たちは、岡野雅行や那須大亮のように大学を中退してクラブに入団するケースや、長友佑都や室屋成のようにサッカー部を退部するケースが主流だった。
近年では法政大に所属していたFW上田綺世(ベルギー1部セルクル・ブルッヘ)や筑波大に所属していたDF角田涼太朗(横浜FM)、FW森海渡(徳島)がサッカー部を退部し、プロとして戦った。
だが名古屋に早期内定を受けた児玉は大学サッカーをメインにプレーしながら、2018、19年は特別指定でプロの舞台で戦う二足の草鞋を履いてプレーした。
東海学園大学サッカー部所属の #児玉駿斗 選手をJFA・Jリーグ特別指定選手として受け入れることが承認されました‼️
なお、児玉選手は、既にお知らせの通り2021年新加入が内定しております✨
今シーズンも共に🤝
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— 名古屋グランパス / Nagoya Grampus (@nge_official) February 16, 2019
2018年シーズンの名古屋は複数の特別指定選手が在籍していた。
児玉が所属する東海学園大では、2017年12月に渡邉柊斗(JFLマルヤス岡崎)、2018年3月に榎本大輝(JFLレイラック滋賀FC)が2019年シーズンからの加入内定と2018年シーズンの特別指定選手登録を受けていた。
さらに児玉の内定から約2カ月後に早稲田大の相馬勇紀(ポルトガル1部カーザ・ピア)の加入内定が発表され、特別指定選手として名古屋に加わった。
特別指定選手の積極的採用は指揮官によるところが大きかった。