フランスの歴史的スーパースター、ジネディーヌ・ジダン。繊細なトラップとエレガントなドリブル、意表を突くパスなどで活躍した世界最高の司令塔だ。もちろん監督としてもレアル・マドリーを何度も欧州王者に導いた名指揮官である。
「ジネディーヌ・ジダンの後継者」と呼ばれた選手たちはこれまで何人も存在してきたが、それらはほとんどが成功できないか、あるいは違ったタイプの選手に成長していった。
今回は『Planet Football』から「NEXTジネディーヌ・ジダンになれなかった選手たち」をご紹介する。
ムラド・メグニ
フランス代表の一員として戦った2001年のU-17ワールドカップで世界王者に輝き、強烈な印象を残した攻撃的MF。アルジェリア人とポルトガル人の間に生まれ、フランス国立の育成機関クレールフォンテーヌで育ち、名門カンヌのアカデミーで成長した。
その圧倒的な技術から「プチ・ジダン」と呼ばれ、16歳で当時世界最高リーグだったイタリア・セリエAのボローニャへ。大きな期待を受けたものの、残念ながらその才能を成功に結び付けられなかった。
その後は怪我にも苦しめられ、ラツィオでも期待ほどの活躍は見せられず。20代でカタールリーグへと活躍の場を移したが、中東でも膝の慢性的な怪我によってプレーが妨げられてしまった。ちなみに今はパリでレストラン「Deal-M」を経営しているそう。