――大槻監督はどんな監督ですか?

僕は浦和の時代から知っています。当時大槻さんも監督ではなかったんで立場は全然今とは違うんですけど。

色んな選手とコミュニケーションを取る監督だなと思いますし、ダメなことはダメってはっきり言う監督なので選手たちは親しみやすいんじゃないかなとは思いますね。

――今シーズンのザスパクサツ群馬は5勝3分け3敗。内容的にすごく面白いなと感じてるんですけど、今のチームについてどのように感じていますか?

昨シーズンも最初のほうは良かったんですよ。僕は足首を脱臼骨折したことでそこから現場を離れるというかリハビリ生活に入ってしまったんですけど。

ここからですかね。今11節が終わってここからが勝負だと思います。僕もこれだけサッカーをやってるといろんなことを経験してきて、JリーグでいえばJ1で7連勝というのもありました。ザスパクサツ群馬に来る前はバンコク・ユナイテッドというタイのクラブにいたんですけど、タイのクラブでは4連勝したこともありますし、4連勝したあとに4連敗したこともあって。

去年のザスパクサツ群馬も連勝して勝点を最初のほうでしっかりと重ねていたけど結果的には6連敗したりだとか。リーグ戦でいったら10試合で勝点1とかしか取れなかったという時期もあったので。

良い時というのはそんなに何か…良いんですよ。良いというか、その勢いを持って勝てるように、維持するように頑張ろうという話なんですけど。なかなかチームがうまくいかない時だとか、結果が出なくて勝てなかった時にどうやってその流れに引っ張られないでしっかり勝点を取っていくかってことが大事なので。

厳しくなってきたなという時に勝点を少しでも積み重ねていくこと。それって勝点を取ってる時、連勝してる時に考えていかなきゃいけないんですよ、本来は。連勝している時は普通にやってれば勝てるというか、勢いでなぜか勝てたりもする。(そういう時は)相手にいくらチャンスがあっても、こっちがいくらピンチがあっても入らないとかキーパーが全部止めてくれるとかそういう試合もあるんで。

サッカーのベースというのは監督が作ってくれたりするんでアレなんですけど、精神的なところのベースというのは選手個人で作っていくものなので。勝っている時にそれをしっかりと作っていくことで負けが来た時にそれを引きずっていかない。負け負け負け負けとならないようにっていうところは意識してやっていかなきゃいけないなと。

これから必ず厳しい時期が来るんで。シーズン通して。その時期にどれだけ踏ん張れるかというところが大事なんじゃないかなと思ってはいます。