日本復帰した香川真司とのエピソード

――そういう意味では三浦知良選手がポルトガルに移籍しましたけど、刺激は受けましたか。

カズさんはレベルが違うので(笑)。

どこからそのモチベーションが湧いてくるのかなと思うぐらいですね。刺激というか、また自分は違った見方をしていますね。

――今季退団した香川真司選手について思ったことを教えてください。

真司も僕も結局自分の考えを曲げることはないので(笑)。別に真司がこうだから、自分はこう変えたっていうのはあんまりなくて。

話しているときにはもうシンジはもう自分の決断している。でも何となく気持ちは聞いてほしいみたいな感じで(笑)。彼氏、彼女みたいな(笑)。

4年間ですごく近付いたというか。大きかったのはワールドカップをすごく外れたところから狙いに行くというところが被っていて。

スペイン2部で過酷な状況の中目指すというところからだった。

人間だなと思うんですけど、同じ境遇になるとこんなにも分かり合えるのかなっていうところがすごくあった。

それまでは一緒に行動することは1回もなくて。だけどサラゴサで家が15分のとこにあったので、コロナの中で同じ2部にいてそれを分かち合った。

その後シント=トロイデンで一緒になるというところまでがすごいストーリーだったと思う。

多分昔はどっちかというライバル視合っていた感じはしますね。

――香川選手にかけた言葉はありますか。

単純に頑張ってというところですね。

僕は真司には単純にサッカーを楽しんでほしいなと思ったし、真司は真司で多分自分がどこまでやれるのかっていうのを期待していると思うので。

また会ったときに、お互いが刺激し合える関係であればいいなと思いますね。

――来季に向けての準備は進んでいますか。

契約は白紙の状態なので。

まだまだ僕自身に需要があるのかどうかというのを昨シーズンの評価を受けて、それを受け入れるというところからスタートすると思う。

コンディションの面で、昨シーズンはもう1回上を目指すという気持ちを持てる1年だった。

準備を1カ月ぐらいして、そこからヨーロッパに戻りたいなと思います。

まだ(契約は)ゼロではないなと思います。これから話し合いが始まると思う。やらしてもらえるなら、やりたいという部分が僕は強い。