Jリーグで猛威を振るった若きスピードスターは数多くいる。伊東純也、前田大然、松尾佑介と彼らはアマチュア時代著名な存在ではなかったが、その圧倒的なスピードを駆使してJリーグで大暴れし、欧州へと旅立った。
そして新たなスピードスターがJ2の舞台で存在感を見せている。その選手はFC町田ゼルビアFW平河悠だ。今季は開幕から全試合に先発出場しており、17試合4得点2アシストと首位町田を支えている。
期待の大卒ルーキー平河の実力に迫る。
大卒ルーキーで今季トップクラスの存在感
特筆すべきは圧倒的な加速力と得点感覚だ。第9節ジュビロ磐田戦でFWエリキからパスを受けた平河は加速だけで相手DFを振り切り、左足でゴール右側のファーを射抜いた。
短い距離であってもトップスピードに到達する加速力、加速してもボールコントロールが乱れない技術、そして逆足でゴールを決めた判断力と決定力。
どれを取ってもJ1に通用するレベルの実力が備わっているように思える。