前田大然
前田大然はカタールワールドカップでドイツ戦、スペイン戦、クロアチア戦に先発。この3試合の結果は2勝1分であり、カタールの地で日本代表をけん引した選手の一人だった。
単純にスピードがあるだけでなく連続したスプリントが何本もできる耐久性は、世界的に見ても稀有な能力。オフザボールだけで言えばプレミアリーグでも間違いなくプレーできるだろう。
オンザボールも前田個人として成長はしている。しかし、日本代表においてはポジションを争うライバルたちのほうが新しいチームの中でアジャストできる能力の幅を広げているのが現状だ。その結果前田の重要度は下がっている。
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日本代表が最終的にカタールでの戦い方を突き詰める方向に進めば、前田の存在は再びクローズアップされるはず。ただそうならなければ、セルティックではない環境へ移る必要性に迫られるかもしれない。