三好康児が所属しているイングランド2部のバーミンガム・シティは、ウェイン・ルーニー監督の解任を検討しているようだ。
10月9日にジョン・ユースタス監督を解任したバーミンガム・シティ。クラブの成績は決して悪いものではなかったため、その決断には各所から疑問の声が上がった。
そしてそれから2日後に招聘されたのが、DCユナイテッドの監督を辞任したばかりのウェイン・ルーニー氏であった。
10月11日から新たな体制の下で再始動したものの、それからクラブは13試合で2勝3分け8敗と絶不調に陥った。
監督交代時には上位を狙える位置に着けていたにもかかわらず、わずか2ヶ月あまりで24チーム中19位までランキングを落としており、一気に残留争いに巻き込まれることになった。
そして先週はストーク・シティにホームで1-3と敗北し、試合後にルーニー監督は「可能なら11人全員を交代させたかった」とコメント。それが各所で物議を醸しているほか、ファンの間でも失望が広がっているそう。
『The SUN』によれば、現在バーミンガム・シティは監督の交代を検討しており、先日までノッティンガム・フォレストを率いていたスティーヴ・クーパー氏に注目しているそうだ。関係者は以下のように話していたという。
「バーミンガム・シティでのウェイン・ルーニーの時間は刻々と終わりに近づいている。この結果がこのまま続くなら、クラブが正しい方向に戻るために変化が必要になる。
現時点ではクラブ全体の雰囲気が良くない。ストーク・シティ戦のあとのルーニー監督のコメントは多くのファンを落胆させたし、選手の支持をも失った可能性がある。
そもそもウェイン・ルーニーを雇ったところから物議を醸す選択であったし、彼が解任されてもファンは泣かないだろう。
オーナーのリストのトップにはスティーヴ・クーパーがいる。彼はイングランドで高く評価されているコーチの一人である。バーミンガム・シティのオーナーは彼がノッティンガム・フォレストで行った仕事に目を留めている。
バーミンガム・シティは、クーパーが就任したときのノッティンガム・フォレストと同じような状況にあると思われている。そして、同じような成功を収められると考えている」
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これまでダービー・カウンティ、DCユナイテッド、そしてバーミンガム・シティと率いてきたウェイン・ルーニー。監督としての成績は151試合で40勝39分け72敗とかなり厳しいものであり、勝率はわずか26.5%である。