今季のプレミアリーグで古豪アストン・ヴィラが好調だ。

暫定順位ではあるが、第35節終了時点でチャンピオンズリーグ出場圏内の4位につけている。上位チームは消化試合数にばらつきがあるが、ヴィラは既に5位以内が確定しているため、仮にCLを逃したとしてもヨーロッパリーグ出場は確実となっている。

そんな古豪ヴィラだが、タイトルとしては評価が難しいUEFAインタートトカップを除けば、最後の優勝は1990年代まで遡る。その優勝シーズンのユニフォームの一つが、派手なストライプ柄の1993-95アウェイモデル。この復刻版がクラブ公式ストアで手に入る。

Aston Villa 1993-95 Away Retro Jersey

アストン・ヴィラ 1993-95 復刻版 アウェイ レトロユニフォーム

グリーン、ブラック、そして少しオレンジに近いようなレッドの3色でストライプを構成するデザイン。ヴィラ史上最も個性的なカラーリングのユニフォームだ。

胸スポンサーは1993-94シーズンから、それまでヴィラを10年間支え続けた日本企業「mita copiers」(三田工業 ※現在の京セラドキュメントソリューションズ)に代わり、ドイツの乳製品メーカー「Müller」と契約している。

オリジナルのキットサプライヤーは日本のAsics。プレミアリーグの創設2シーズン目だった1993-94シーズンにパートナーシップを開始したが、翌1994-95シーズンで終了となった。

1993-95シーズンのチームには、トリニダード・トバゴの英雄ドワイト・ヨークの姿も。当時はさほど目立つ選手でもなかったが、90年代後半の活躍によりマンチェスター・ユナイテッドへ引き抜かれる。

少々奇抜なストライプは、ヴィラのユニフォームとしては非伝統的なデザイン。この斬新さを支持するファンと、ついていけないファンに二分したとも言われている。それでもこうして復刻版が作られるということは、ある種のカルト的な人気があるのだろう。

もちろん、タイトル獲得シーズンのユニフォームという点でも人気が高い。

このアウェイを着たプレミアリーグは、1993-94シーズンは10位、1994-95シーズンは18位。だが、93-94シーズンは4度目のEFLカップを獲得している。当時の名称はコカ・コーラ・カップで、現在はカラバオ・カップと呼ばれている大会だ。

古くからのファンはこの派手なユニフォームに、いつも栄光の歴史を重ね合わせている。

実は日本の「アシックス」と契約していた欧州の6チーム

ヴィラには数少ない、タイトルを知る派手なデザイン。思い切って一度復活させてみるのも面白そうだ。

1993-95アウェイ復刻版ユニフォームは、クラブ公式オンラインストアで販売中。

現在では世界的にレアで懐かしい新品ユニフォームが揃う「Qoly × LFB Vintage」。街着にも使えるレトロなユニフォームが時を経て甦ります。

【Qoly × LFB Vintageはこちらです】

【厳選Qoly】インドネシアの帰化候補「150人超」に対し…帰化して日本代表になった7名