秋春制について
――タイのリーグは秋春制に移行しました。日本でも議論されていますけど、石井監督から見て秋春制はいかがでしたか。
まずは欧州とのスケジュールが合うようになりました。日本人よりヨーロッパの選手が来やすくなったんじゃないかなということが1つありますね。
あとタイは気候がそんなに変わらなくて、雨季はあるけど、年がら年中暑いじゃないですか。だからそこの部分では秋春制になっても、そんなに影響は出てないんじゃないかと思っていますね。
――日本だと簡単にはいきませんよね。
いま問題になっているのは、気候の部分ですね。
――寒い状況で選手を動かすことは、監督経験上難しい部分はありましたか。
日本でもそういう時期から普通にトレーニングをするわけじゃないですか。だから慣れちゃえばね。そこも極端な話で始めてしまって慣れてしまえばできるのかなと、簡単に思っているんですけど。
でも当然雪国のチームからしたら「そこでは絶対できないよ」という話に多分なると思います。そこはうまくなにかの方法で(課題が)クリアになるのであれば、ヨーロッパのスケジュールである秋春制になったほうが、ウィンドウの関係で選手の行き来はもっと盛んになるかなと思います。