谷川萌々子

最後は、ブラジル戦で劇的スーパーゴールを決めた谷川萌々子。試合前にブラジルのGKは前に出てくることを父親から伝えられ、あの時間にそれを実行できる技術とハートの強さには脱帽だ。

この春JFAアカデミー福島を卒業すると、いきなり名門バイエルン・ミュンヘンへ加入。すぐさまスウェーデン1部のローゼンゴードへローンされ、10番を背にここまで9試合で10ゴールを決めている。

19歳ながら球際で戦うことができ、左右両足での強烈かつ正確なキックは相手にとって脅威。それでいてゴールを決めることにも慣れている、末恐ろしい10代だ。

ただ、ゲームの中に自らを落とし込むレンジはまだそれほど広くなく、良くも悪くも強烈な個が売り。池田太監督としても現状での起用法は悩ましい部分があるだろう。

準々決勝の相手は今年4月のシービリーブスカップで対戦し、1-2の逆転負けを喫したアメリカ。この試合で先発した谷川は、清家貴子の先制弾をアシストした一方、ハーフタイムでの交代を強いられた。今回の対戦では果たして…。

パリ五輪に出られない「23歳以下の超スーパースター」たち

なでしこジャパンのパリ五輪準々決勝アメリカ戦は、日本時間8月3日(土)22時からパリのパルク・デ・プランスで行われる。

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