パリ五輪の準々決勝で対決したフランスとアルゼンチン。2日に行われた試合は1-0でフランスが勝利したが、試合後に乱闘沙汰が勃発した。
両国は2022年ワールドカップ決勝で戦って以降、遺恨がある。先日にはアルゼンチン代表エンソ・フェルナンデスのフランスを差別するような発言が問題になったばかり。
オーバーエイジでパリ五輪に出場したアルゼンチン代表DFニコ・オタメンディは、「俺を激怒させたのは、あいつらが俺たちの家族がいるところまで行ってセレブレーションをしていたことだ。あのバルデだかバデだか(フランスDFロイク・バデ)は、セレブレーションをしたいなら、俺たちのところまで来て決着をつければいい」とフランス戦後に怒りを露わにしていた。
この発言にフランスの格闘家が噛みついた。
PFL(アメリカの格闘技団体)に所属するセドリック・ドゥンベが、「オタメンディよ、プライベートな話し合いが必要だな」とSNSを通じて“挑戦状”を送りつけていたのだ。
総合格闘技転向前にキックボクシングでチャンピオンになったこともあるドゥンベは31歳。カメルーン出身ながら、9歳の時に家族とフランスに移住した。
生まれてからすぐに父親が交通事故で亡くなったため、兄妹を母親ひとりで育てたとか。そんなドゥンベは10代後半に格闘技を始め、その道に進むために大学も中退したそう。