宮市亮

中京大中京→アーセナル(イングランド)

現所属:横浜F・マリノス(日本)

中京大中京高出身の伊藤翔(現・横浜FC)と宮市亮は、年齢こそ違えどどちらも高3の夏にアーセナルの練習に参加している。

これは当時中京の監督だった道家歩氏が名古屋グランパスからの出向で来ており、名古屋時代にアーセン・ヴェンゲル監督のもとコーチを務めていた関係性で実現したもの。

伊藤はヴェンゲル監督から“和製アンリ”と評価されたものの、フランス2部のグルノーブルへ。宮市はプレーや練習態度が評価され、卒業を控える2010年12月にアーセナルと契約を結んだ。

伊藤達哉

柏レイソルU-18→ハンブルガーSV(ドイツ)

現所属:マクデブルク(ドイツ)

海外サッカーばかりに夢中になったサッカー少年は、デビューから現在に至るまでヨーロッパでプレーし続けている。

小4から所属した柏のアカデミーは「柏から世界へ」を掲げるクラブだった。その言葉通り、国際大会での活躍が海外スカウトの目に留まり、高3の夏にドイツの古豪ハンブルガーSVからオファーを受けると、これを迷わず受諾した。

2シーズンBチームで経験を積んだ後、ブンデスリーガでデビュー。163cmと小柄だったが当時のクリスティアン・ティッツ監督から「1対1、ドリブルはブンデスで一番」と言われるほど評価され、“日本のメッシ”としても話題となった。

小杉啓太

湘南ベルマーレU-18→ユールゴーデン(スウェーデン)

現所属:ユールゴーデン(スウェーデン)

年代別の常連で、2023年U-17ワールドカップでU-17日本代表のキャプテンを務めた小杉啓太。

ポジションこそ左サイドバックだが、湘南の下部組織出身、そして強いリーダーシップを持つことから遠藤航(現リヴァプール)、齊藤未月(現ヴィッセル神戸)に続く存在として期待された。

ただ、今年3月にスウェーデン1部のユールゴーデンへ移籍。もともと海外志向が強く、18歳になるタイミングで自らトライアルに参加し契約を勝ち取った。