日中戦での激しいバトルは、フォーカスするべきものではなく、日本から学べるものは多いと指摘していたようだ。そのうえで、こうも綴っている。
「日本サッカーの台頭は、プロ化改革でもあり、数十年にわたる体系的な構築、ユース育成システムの整備、リーグレベルの継続的な向上、選手個人の能力の総合的な育成の結果である。
過去30年間、中国サッカーのプロ化改革は成功していない。若い才能の体系的な育成を怠っただけでなく、手っ取り早い成功と手っ取り早い利益を追い求める泥沼に陥った。醜悪な現象が次々と現れ、政府は2度にわたって是正措置を打ち出し、抜本的な治療に着手した。
同じ30年間のプロ化を経て、日本サッカーは向上を続けてアジアのトップチームとなったが、中国はアジアですら二流か三流だ。
実際、短期的には両国のサッカーの総合力に大きな差があるという現実を変えることはできない。問題は一体どこにあるのか、トップレベルの設計をいかにうまくやり遂げて追いつくか。これには、中国サッカー関係者が試合の勝敗以上にその差を直視し、深く考えることが必要だ」
なお、元日本代表選手の上村健一監督は、今年から中国U-17代表を指導しており、中国国内でも手腕が評価されている。