イングランド1部トッテナムは8日にカラバオカップ準決勝でリヴァプールと対戦、1-0で勝利した。

リーグ戦でのタイトル獲得が絶望的な同チームにとっては、今シーズンのタイトルに希望を残した貴重な勝利だったが、試合中には思わぬアクシデントも起こった。

試合序盤、この日スタメン出場していたウルグアイ代表MFロドリゴ・ベンタンクールがコーナーキックの際、不自然に地面に着地し動かなくなったのだ。

明らかに不自然な着地ということもあり騒然としたスタジアムだったが、トッテナムのスペイン代表DFペドロ・ポロは冷静に対応。ベンタンクールのもとにすぐ駆けつけると、窒息を予防するため舌を口内から動かし、回復体位と呼ばれる姿勢をとらせた。

吐血や嘔吐による窒息を予防するこの対応は、意識のない人に対する一時救護としては模範的なものであり、イギリス国内ではポロの冷静な対応に賞賛が集まっている。

信じられないような怪我で離脱した10名の選手

なお、こうした初期対応が功を奏してかベンタンクールは無事だったようだ。

トッテナムのアンジェ・ポステコグルー監督は試合後「頭部の負傷だったようだが、ピッチから退くときには意識はあった。彼は観察のために病院に運ばれた。うまくいけば大丈夫だろう」と答えているほか、ベンタンクールも試合後自身のInstagramアカウントのストーリー機能を用いて無事を報告している。

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