「NHKニッパツ」こと日本発条株式会社が、横浜FCの本拠地である三ツ沢球技場に加えて同クラブの女子チーム、シーガルズの命名権(ネーミングライツ)も購入しました。

≪前列右から2人目の男性がニッパツの玉村社長。ここから左へ、林文子横浜市長、奥寺康彦横浜FC会長、山本絵美選手。(c)横浜FC≫

これは1月5日、横浜FCが公式サイトで発表したものです。

横浜市が所有し、2008年度からニッパツが命名権を得ている「ニッパツ三ツ沢球技場」の命名権延長については、東京モーターショーの取材として2015年10月30日付のQoly記事でお伝えした内容が正式発表になりました。新たな契約期間が2020年度までの5年間という事も正式に決まりました。

一方、「ニッパツ横浜FCシーガルズ」は新年度からの新規命名権獲得となりました。

同チームは横浜市の南側にある横須賀市で発足した「横須賀シーガルズ」が母体で、2013年度からはチーム運営を委託された横浜FCにより「横浜FCシーガルズ」となっていました。

横須賀シーガルズ出身で2003年のアメリカW杯や2004年のアテネ五輪にも参加した元女子代表の「ロナウジーニョ」こと山本絵美も2014年に加わったシーガルズは、3年連続昇格と一気に躍進。2016年シーズンは初めてなでしこリーグ2部に挑戦する事になっています。

現在「なでしこリーグ」が定着している女子サッカーの全国リーグでは、「日本女子サッカーリーグ」だった1993年にシダックスが新光精工FCクレールのスポンサーになった「TOKYO SHiDAX LSC」、Jリーグブームにも乗って「Lリーグ」の名前が付いた1994年には読売ベレーザを西友がスポンサードした「読売西友ベレーザ」が登場しました。

しかし、シダックスは1995年限りで撤退してクラブ自体が消滅。当時エースFWの「ボンバー」荒川恵理子がレジ打ちのアルバイトをしていた事でも話題になった西友も4シーズンでスポンサー契約を終えました。

ニッパツによる今回の命名権取得は、全国女子リーグ全体でも19年ぶりのケースとなります。

横浜FCのホームページでは、記念写真とともにニッパツの玉村和己社長のコメントが掲載されています。そこでは、三ツ沢球技場へのネーミングライツ更新で横浜市への地域貢献を深め、シーガルズへの協賛で同チームのなでしこ1部昇格をサポートすると述べた後で、「横浜市、ニッパツ横浜FCシーガルズ、ニッパツグループの3者すべてが、ニッパツの主力製品である「ばね」のように弾むことを願っています。」と締めています。

【外部リンク】「横浜FCシーガルズ」スポンサー契約に関するお知らせ -チーム名「ニッパツ横浜FCシーガルズ」に

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