昨季のUAEフットボールリーグ王者であり、12月に行われたクラブ・ワールドカップに出場していたことでもお馴染みのアル・ワフダが、現在国内リーグで絶不調に陥っている。

4月12日に行われたプレジデンツ・カップ決勝で、アル・ジャジーラに0-4と完膚無きまでの大敗を喫してから4日後。復活を期してドバイ・クラブとのリーグ戦に臨んだが、力が劣る相手に対して2-2と勝ちきれず。終盤にはハイダル・アロ・アリが退場してしまい、次節のアル・ナスル戦にまで傷跡を残す羽目になってしまった。

15分にサレム・サレハがコーナーキックから先制点を挙げ、幸先の良いスタートを切った。ところが31分、39分と立て続けにドバイ・クラブのフランス人ストライカー、ミシェル・エンドリにゴールを許して逆転されてしまう。

チームを率いるヨゼフ・ヒッケルスベルガーは、ベンチに温存していたフェルナンド・バイアーノを60分に投入し反撃を狙う。そして79分、ファハド・マスードのクロスボールをマグラォンがゴールに決め、終盤でようやくスコアをタイに戻すことに成功した。

勝ち点1はもぎ取ったものの、アル・ワフダはこれで5試合勝利なし。順位も8位と、ディフェンディングチャンピオンとしては情けない結果になっている。

またUAEリーグでは同じく強豪として知られ、ACLにも出場しているアル・アインも苦戦中。こちらはアル・ワフダ以上の泥沼状態であり、消化が1試合少ないものの勝ち点14の10位という結果。降格ゾーンまで後一歩という、まさに崖っぷちの状態である。

(筆:Qoly編集部 K)


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