db7「では、ちょっと体型の話に入りましょうか。例えばエデン・アザールって今季、凄い活躍をしているとは思うんですけど…。彼とかは尻が大きくて、背筋がしっかりしていて身体がぶれないっていう。そして、『フットボールネーション』で視野の話をしてたじゃないですか、それに近いものがあるのかなあと。しっかりと身体が起きている分、周りを把握しながらプレーしていく事が出来る」

大武 「『よく、そこ見れてるなぁ』なんていうのはありますよね。視野が広い」

結城「僕、アザールに関してはコラムにも書かせていただきましたね*。状況判断能力が、明らかに向上しているというのはあると思います。」

*【コラム】鳳凰鳴けり、彼の高き岡に。エデン・アザールとドリブラーの価値。

うくら「視野というと、ダビド・シルバとかも素晴らしく広いイメージです」

大武 「後、ビジャが点を取った後にパフォーマンスで、後ろ向きのまま全速力で走って行くことあったじゃないですか、あれなんか、普通はもっと頭がぶれるだろうなんて思うんですけど、実際は全然ぶれないですよね」

db7「尻がしっかりしているといえば、レアル・マドリードのイスコも。姿勢もしっかりしていて、状況の把握能力も高い」

結城「僕の中では、その枠にスターリングも入ってきますね。身体が凄く自然な状態で、重心が比較的高い。それ故に、相手のDFが読みにくいという面白い選手だなあと思っています。一時期サイドで前傾姿勢になりがちだったのが、姿勢が変わって大きく躍進したというか」

宮山 「スターリング、基盤となる尻も凄くしっかりしてますよね」

結城「プレミアのドリブラー育成とか、上半身を屈めさせる癖があるんですけど、まだそこは変わってきてないのかなと」

うくら「逆にホアキンとか見てると、凄いなって思いますけどね。視野が保てているようには見えないドリブルだけど、こないだのローマ戦とかでは相手DFを華麗に抜き去っていました」

結城「あの試合の彼のドリブルは『アンクル・ブレーカー』、と話題になっていましたね。彼くらいまで極めてしまえば、という感じですよね。視野が保てていないように見えても、ちゃんと周りを使える選手ですし」

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大武ユキ先生作の『フットボールネーション』の詳細は こちら、 第1話の試し読みあり。

手原和憲先生作の『夕空のクライフイズム』 の詳細は こちら、第1話の試し読みあり。


筆者名:結城 康平

プロフィール:「良い意味で自由に、色々な文章に挑んでいきたい20代男子。目指すはQolyの「なんでも屋」系ライター。戦術系統、観戦記、個人戦術、チームマネジメント、などなど...書きたいことは一杯ですが、スキル不足。質を保ちつつ、色々なものにチャレンジしたい。座談会の司会、編集もしております。」
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