レアル・マドリー側のメリット&出場機会
1番疑問な点はここだ。
1.EU外選手制限
チェルシー移籍が破談した最大の要因は労働ビザで、スペインはそれが無い分EU外枠3人の制限がある。かつ現在はハメス・ロドリゲス、カゼミロ、ダニーロの3人で埋まっており、これを空けるためにブラジル代表MFルーカス・シウヴァをレンタル放出したくらいだ。
2014年W杯MVPのハメスは勿論、巨額でポルトから獲得したばかりのブラジル代表ダニーロを半年で見限る、また唯一の本職守備的MFであるカゼミロを放出してまでチャンを迎えるとは思えない。
→ただし一部報道によればハメスとカゼミロは年内でEUパスポート取得予定のため、噂されている1月加入時はEU外枠は空く。本当であればこの問題はクリアされる。
2.出場機会
チャンの本職右サイドバックのスタメンは生え抜きのカルバハルと前述のダニーロでポジション争いか。同じく生え抜きのベテランDFアルベロアもいるがメインは左サイドバック。本家?セルヒオ・ラモスも現在はセンターバックがメインだ。
競争相手はカルバハルとダニーロだが、いずれも現役スペイン&ブラジル代表で欧州トップレベルの実績を積んでおり、チャンより若い。彼らに対する優位性は皆無である。2人がいれば余程の「温情」でも無い限りベンチ入りも厳しいだろう。どちらかを放出すれば別だがともに現実的ではない。
あとはセンターバックだが、ラモス、ペペ、控えにヴァランとナチョがおり、かといってボランチも考えにくい。レアルよりレベルの劣るラージョのチャン・チェンドンがベンチ入りもやっとの状況…これが現実であろう。
→選手放出や「温情」無い限り厳しい。
★ちなみにBチーム(カスティーリャ)という選択肢は、さすがに恒大やチャンにとって容認できないだろう。それを受け入れるならインテルやチェルシーを断らなかったはずだ。
★トレードでカルバハルの恒大行きも噂されるが、こちらもカルバハルやレアルのメリットが無さ過ぎる。万一きたところで恒大も溢れてる外人枠をどうするのかという問題がある。
3.メリット
戦力的には皆無。ペレスと許家印に聞かないと分からない。ベニテスもクリスティアーノ・ロナウドも、チャンも分からない。経済的な要素以外思い付かない。