黄金時代

1953年10月25日 1953-54リーガ・エスパニョーラ第7節
レアル・マドリー 5-0 バルセロナ

1954年2月21日 1953-54リーガ・エスパニョーラ第22節
バルセロナ 5-1 レアル・マドリー

ここでは、特別に2試合をまとめてお届けする。1953-54シーズンのリーガ・エスパニョーラにおけるクラシコは現在の定型を形作ったからだ。アルフレッド・ディ・ステファノらレアル・マドリー、バルセロナの両チームには有名選手がずらり。壮絶な打ち合いを見せ2試合合計で10-1のスコアとなる。

スター選手が攻撃的でスぺクタルなサッカーを見せる。こうしてクラシコの知名度は欧州、世界へと広がっていった。60年以上たった今でもこのシーズンは「黄金期」「黄金時代」などのワードと共に語り継がれている。

なお、ディ・ステファノはこのシーズンが移籍初年度、初のクラシコで2得点をあげリーガ得点王にも輝いた。リーガを制したのもレアル・マドリーだった。

ロナウジーニョ・ダンス

2005年11月19日 2005-06リーガ・エスパニョーラ第12節
レアル・マドリー 0-3 バルセロナ

ロナウジーニョが全盛期の力を発揮していたころ、彼は強さ・速さ・巧さ全てを兼ね備えていた。アウェイのサンティアゴ・ベルナベウで2ゴールを挙げ、観衆はスタンディングオベーションで彼のプレーを称えた。

スコアだけ見れば、他の試合の方が派手に見えるが、記録よりも記憶に残ったゲームとして今でも思い出の試合にあげる者も多い。ブラジル代表FWネイマールもその1人だ。

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