ジェローム・シャンパーニュ(フランス)

立場:穴 △

1958年6月15日生まれ(57歳)

  • 元ジャーナリスト
  • 元外交官
  • 元FIFA国際コンサルタント

学生時代はサッカーのフリーライターとして活動し、その後はフランスの外交官としてオマーン、キューバ、アメリカなどで勤務。

1998年にワールドカップの組織委員会に入ったことをきっかけにサッカー界に戻り、ゼップ・ブラッター氏が初めて会長選挙に勝利した際にも国際アドバイザーを務めていた。

その後FIFAで11年勤務し、様々な国でプロジェクトに関わってきた。ブラッター氏の再選や南アフリカワールドカップ実現にも奔走し、ミシェル・プラティニ氏のUEFA会長当選にも尽力した。

当然、このキャリアから考えればブラッター氏、そしてプラティニ氏と近しい人物であると思われるが、彼はかなり急進的な改革派だ。

2010年に離れたFIFAに対しては非常に厳しい言葉を並べており、ガルシア・レポートの公開、民主的な意思決定、透明性の確保を求めており、『あれは時代後れの組織』とも。

ただ、それも災いしてか地元であるはずのフランスサッカー連盟からも支持を得られておらず、先日はノエル・ル・グラエ会長と激しい議論を交わし、結局喧嘩別れに終わっている。

UEFAからも支持はなく、かなり苦しい戦いが続いているようだ。

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