支配率こそがキー?

支配率と順位の関係は以下の通りとなった。

2016年J1 平均ポゼッション率

順位 支配率 チーム
1 58.50% 浦和レッズ (1位)
2 56.90% 川崎フロンターレ (2位)
3 53.40% 柏レイソル (8位)
4 52.50% サンフレッチェ広島 (6位)
5 52.20% ガンバ大阪 (4位)
6 51.90% 鹿島アントラーズ (3位)
6 51.90% 横浜F・マリノス (10位)
8 51.30% ヴィッセル神戸 (7位)
9 50.40% アルビレックス新潟 (15位)
10 50.20% ベガルタ仙台 (12位)
11 49.20% サガン鳥栖 (11位)
12 48.30% 湘南ベルマーレ (17位、降格)
13 48.10% 大宮アルディージャ (5位)
14 47% ジュビロ磐田 (13位)
15 46.50% FC東京 (9位)
16 45.90% アビスパ福岡 (18位、降格)
17 43.90% 名古屋グランパス (16位、降格)
18 40.60% ヴァンフォーレ甲府 (14位)

支配率はわかりやすく一桁順位のチームが上位に、そして、降格チームが下位にきた。日本では運動量やスプリント回数よりもパスやドリブルでゲームを支配した方が順位が良いということになるだろうか。

例えば、昨年のリーガ・エスパニョーラのデータを見るとバルセロナ、レアル・マドリーの2強の支配率は高いが上位チームでもアトレティコ・マドリー、ビジャレアルなどは支配率は低くなっており2強以外の上位と支配率はあまり関係していなかった。

そう考えるとかねてからブラジルの影響を色濃く受けてきたJリーグならではの関連性と呼べるのかも知れない。

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