オーマル・アブドゥルラフマン
所属:2008~2018年
なんといっても、アル・アインを取り上げるに当たって欠かせないのはオーマル・アブドゥルラフマンである。国籍がなかった少年時代の彼をUAEに導き、中東最高の司令塔に育て上げたのだ。
家族全員にUAE国籍が与えられ、オーマルは兄のハーリド、ムハンマドとともにアル・アインの下部組織に加入。ユース年代から溢れんばかりの才能を見せつけ、17歳でトップチームにデビューした。
広い視野と正確な左足から繰り出される一撃必殺のミドルパスをベースにし、高いテクニックで中盤を支配。アリ・マブフートやアハマド・ハリルとともに同国を五輪初出場に導いた。
欧州移籍の噂も流れていたものの、今年サウジアラビアのアル・ヒラルに貸し出されている。今後のキャリアがどうなるのか、楽しみで仕方がない選手の一人だ。