監督としてのキャリアは?
ペッキアが最初に監督となったのはグッビオで2011年に指揮するも10月に解任、その後ラティーナでコッパ・イタリア・レーガプロの決勝までチームを導き話題をさらった。
2013年にラファ・ベニテスのアシスタント・コーチとして古巣ナポリに3度目の帰還を果たす。ベニテスについていく格好でレアル・マドリーでもアシスタント・コーチを務めた。気が付けばラファ・ベニテスの右腕と呼ばれるようになっていた。
その後、ニューカッスル・ユナイテッド、エラス・ヴェローナでセリエA昇格とセリエB降格を経験している。セリエAレベルで監督を務めたのは昨シーズンが初めてで”助監督”ではない監督としてはまだまだキャリアは浅い。
戦術は?
4-3-3を中心にフォーメーションを選択しているが、4-5-1、4-4-2を採用したこともある。問題は形ではない。
得点を取られないことに比重をおきがちなイタリアサッカー界では珍しく攻撃的なサッカーを志向する。
ゴールキーパーもDFラインの1人として足元のつなぎを要求され、エラス・ヴェローナのマルティン・カセレスのようにサイドバックがガンガンに上がっていく。チーム全体として後方からパスでつないでいきゴールを目指すのがペッキアのサッカーだ。
エラス・ヴェローナではその攻撃的サッカーが評価されたが、一方でセリエAでは結果が伴わなかった。アントニオ・カッサーノの思いがけない夏での退団など不運にも見舞われた。
その後、アビスパ福岡へ移ったというわけだ。