CB:吉田 麻也(日本代表/サウサンプトン)

もうひとりの経験ある日本代表DF吉田には右CBに入ってもらおう。

彼はヨーロッパで非常に立派なキャリアを送ってきた選手でもある。キャプテンを務める日本代表では95試合で10ゴールを記録。センターバックとしては非常にいい得点数だ。

サウサンプトンでは180試合近くに出場。時に右サイドバックでの起用にも応え、指揮官たちに柔軟性を提供してきた。

アジアには経験あるCBがそれほど多くない。よって、トップレベルでの経験やアスレティシズム、稼働率を考えた場合、吉田の選択は当然である。

CB:ムルタザ・プーラリガンジ (イラン代表/アル・アラビ)

前述のように、優れたアジア人CBは多くない。だが、彼は例外といえるだろう。

イラン代表を見ている人ならば、プーラリガンジの存在に気付いたはずだ。

ロシアW杯予選で無敗だったイラン。それはソリッドなディフェンスのおかげによるところが大きかった。アジア最強国と呼ばれた彼らは本大会でもその守備力を見せつけている。モロッコには1-0、スペインには0-1、ポルトガルには1-1と、世界的アタッカーたちを抑え込んだのだ。

そして、不可欠な役割を担ったのが、プーラリガンジだった。今後もまだまだ代表キャップ数を重ねていくだろう。