マンチェスター・ユナイテッドが人種差別的投稿をめぐって、北アイルランドのファンに謝罪していたようだ。
『BBC』によれば、クラブはこのファンが人種差別的な侮辱にかかわっていたと誤解していたという。
生粋のユナイテッドファンだというライアンさんは4月にオールド・トラッフォードへの出入りが禁止になったと通告された。
その理由は「SNS上での差別的な発言」とされていたが、その後、クラブは「遺憾ながら、我々は過ちを犯した。出禁処分は取り消された。同氏にお詫びする」と謝罪するはめに。
ライアンさんは最初の異議申し立てを却下された後、一般データ保護規則の情報開示請求を行った。その結果、同じ名前の人物のアカウトによるスクリーンショットを確認したという。
同氏は「私はTwitterのアカウントさえ持っていない。彼らはスクリーンショットに表示されている以外の情報を与えようとしなかった」と述べている。
ユナイテッドは今年4月のトッテナム戦でソン・フンミンに対して差別的言動をした6人に出入り禁止処分を科したが、人違いをしていたようだ。
🗣 "If this is a foul we should all go home, it's embarrassing."
Roy Keane is amazed that VAR disallowed Cavani's goal for a foul from McTominay on Son in the build-up pic.twitter.com/1xt0vjqQiG
— Football Daily (@footballdaily) April 11, 2021
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クラブ側は「我々は侮辱的行為をした疑いがある人物を特定するために適正な手続きを踏んでいるが、制裁を受けた人全員に申し立ての権利がある。今回の件は、SNSユーザーにはID確認が必要ないため、オンライン上での侮辱を行った人物を特定するのが困難であるという事実を浮き彫りにするものだ」などと釈明しているとのこと。