エデン・アザール

2014年のハメス・ロドリゲス以来となった大型移籍だった。チェルシーで世界の頂点を極めた男は、2019年のヨーロッパリーグで優勝したあと、1億ユーロ以上の移籍金でレアル・マドリーにやってきた。

左サイドからの脅威、スーパースターとしてのカリスマ、そしてドリブル能力。まさにクリスティアーノ・ロナウドに代わる選手としては明白な候補であった。しかし、今こうなるとは誰が予想していただろうか。

彼はスペインに来て以来体調不良、怪我、肥満に悩まされている。54試合でわずか5ゴールという成績であり、ヴィニシウス・ジュニオールの足元にも及ばないパフォーマンスである。