エネルギー関連企業の大手「INEOS」創業者であるジム・ラトクリフの買収提案が、チェルシーによって拒否されたようだ。

『Sky』によれば、ラトクリフ氏は金曜日にチェルシーを買収するための提案を行い、その入札額は42億5000万ポンド(およそ6858.7億円)だったとのこと。

ラトクリフ氏は現在69歳のビジネスマンで、英国では最も裕福な人物の一人。自転車レースではプロチームの「INEOS」を所有し、世界を席巻している。

しかしながら、これは遅れて提示されたオファーだったため、チェルシーの買収交渉を担当しているレイン・グループにその提案が拒否され、交渉は暗礁に乗り上げたようだ。

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報道によれば、現在レイン・グループの優先入札者はアメリカの実業家トッド・ベーリーが率いるコンソーシアムだという。

また、他にも元リヴァプール会長&ブリティッシュ航空会長のマーティン・ブロートン氏、ボストン・セルティックスのオーナーであるスティーヴン・パリュウカ氏らが候補になっているようだ。

オーナーであるロマン・アブラモヴィッチ氏が、ロシアのウクライナ侵攻による制裁措置で資産を凍結されたため、チェルシーは現在政府の特例措置により活動できている状況にある。

ただそのライセンスが5月31日に失効するため、それまでにクラブが買収されなければ廃業しなければならない可能性もあるという。

メディアでは「もしそうなってもライセンスが延長されることになるだろう」と言われているが、補強や選手との契約に関しては致命的なダメージを受けることになる。

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