W杯で輝きを放ったアフリカの英知
アンドレ・アユー
所属:ノッティンガム・フォレスト (イングランド)
主なポジション:左ウィング
フランス生まれのガーナ代表のアユーはノッティンガム・フォレストとの契約満了が迫っている。
父はガーナの英雄アベディ・ペレであり、親子でガーナ代表で活躍した選手でもある(弟のジョルダンもガーナ代表)。
昨年のW杯ではガーナ代表の精神的な支柱として君臨し、クレバーな動き出しや連係プレーでチームを統率。
全盛期のフィジカルを生かしたプレーは衰えが見える場面もあったが、知的なプレーと的確なコーチングで身体能力が高い選手が集まるチームを戦う集団に変ぼうさせた。
所属したグループが韓国、ポルトガル、ウルグアイと死のグループの中で最下位に終わるも、自身は優勝候補のポルトガルに得点を挙げて一矢報いた。
欧州のクラブでのキャリアは豊富で、現代サッカーに必要な圧倒的なキャプテンシー、高い戦術理解能力、攻撃センスが備わっている。
そして時折見せる個の能力を生かした突破力や決定力もさび付いてはいない。
近年アフリカ系の選手が多く移籍しているJリーグで、アユーの加入が実現すればリーグに大きなインパクトを与えられるかもしれない。