女子ならではの「ユニフォーム問題」

――用具という点で言えば、最近女子のユニフォームにもいくつか話題がありました。W杯ではイングランド女子代表が上下白のユニフォームを発表しましたが、血が付く可能性があるとして選手が抗議を行う事件がありました。

私もありましたね。白のショートパンツは、やはりかなり抵抗があります。それは生理的なものなので、防ぎようがないですからね。

それも、若い頃だったら余計に集中力が削がれると思うんですよね。ユニフォームの色に関してはかなり気を使うところです。

――また、アストン・ヴィラなどが使ったCastoreのユニフォームは汗がなかなか乾かず、体にピッタリと張り付いてしまうという問題もありました。女性ならではのウェアの問題を感じたことはありますか?

色もそうですけど、様々なところで気を散らせてしまうものはありますよね。体の線が見えるかどうかという点もそうですけど。

私は細身だったのであまり気にしていませんでしたが、人によって捉え方や感じ方が全く違うポイントですからね。女子専用のユニフォームとなっても、海外の方とも感覚が違いますからね。それが日本人に合わない可能性もあります。

海外のメーカーが海外に向けて作ったものですと、外国人の方にはすごくスタイリッシュに見えても、日本人の体型には合わないこともありますね。ユニフォームはそれぞれの価値観が違うので…私のように全く気にならない人もいますし(笑)、逆にとても気にする方もいますし。

ただ、メーカーさんに気にかけてもらっているだけでも、昔とは全然違いますから!それはすごくありがたいことですね。