昨季限りでアイントラハト・フランクフルトを退団し、フリーエージェントで今季イタリア・セリエAのラツィオに加入した鎌田大地。
マウリツィオ・サッリ前監督の下では戦術やシステムに馴染むことができず、徐々に出番が減少していったものの、イゴール・トゥドール新監督の下では復調を見せており、評価が高まっている。
鎌田大地の契約には「100ユーロを支払えば期間を延長できる」という条項が入っていると報じられており、選手側にそれを判断する権利が与えられているという。
ただ、報道ではすでに鎌田大地はラツィオから離れることを決めているとも伝えられており、その去就が注目されている。
その移籍先の候補といわれていたのは現在板倉滉が所属しているドイツ・ブンデスリーガのボルシアMGだった。
しかし今回『Sportbuzzer』が伝えたところによれば、ボルシアMGのスポーツディレクターを務めているローラント・ヴィルクスが以下のように話していたとのこと。
「鎌田大地は素晴らしい選手であり、そのクオリティと才能で間違いなく我々を助けてくれる存在だ。
ただ給料の点だけを現実的に考えれば、このレベルの選手はボルシアMGにとって『理想郷』のようなものだ。
率直に言って、収益をあげなければ多額の資金を調達することはできないのだ。その他に方法はない」
鎌田大地はラツィオで4番目の高給取りであると伝えられており、その額は年間400万ユーロ(およそ6.6億円)に達しているとも。
その中でボーナスの割合がどれだけあるのかは不明であるが、多くのクラブが手を出せるほどの条件ではないようだ。