今月のインターナショナルマッチウィークでワールドカップ2026のアジア最終予選を戦った中国代表。
第1節では日本代表を相手に0-7と大敗し、さらにその5日後、ホームで行われたサウジアラビア戦では退場者を出した相手に1-2の逆転負けを喫するショッキングな試合を経験した。
また、その2試合を終えたあとのブランコ・イヴァンコヴィッチ代表監督が記者会見で楽観的なコメントをしたために批判を受けており、指揮官交代への圧力が高まっているようだ。
『163』に掲載された記事によれば、中国サッカー協会の関係者の中では監督の解任が時間の問題だと考えている者も多いという。
そして、もしイヴァンコヴィッチ監督が解任された場合は、U-23代表の指揮を執っているスペイン人のアントニオ・プチェ氏がトップに引き上げられる可能性が高いとか。
アントニオ・プチェ氏は1972年生まれの52歳で、2022年から2023年には中国のU-20代表を、そして2024年からはU-23代表を指揮している。
中国のサッカーにも慣れていることから短期間でチームに適応できる可能性が高く、10月に行われるワールドカップ予選にも対応可能だと考えられているようだ。
また、現在U-19代表を率いているセルビア人監督のデヤン・ジョルジェヴィッチ氏も候補の一人になっていると伝えられている。
このワールドカップ予選でスタートから2連敗を喫した中国代表。このあと10月10日にはオーストラリアとのアウェイゲーム、そして15日にはインドネシアとのホームゲームが待っている。
さらに11月にも14日にバーレーン戦、19日に日本戦と試合が詰まっているため、どこで監督交代をするにしても素早い適応や変化がポイントになってきそうだ。