かつて鹿島アントラーズでプレーし、日本代表の監督を務めたジーコ氏。

ブラジル代表のスーパーレジェンドである71歳の同氏は、今年7月に滞在中のパリで盗難被害に遭った。

パリ五輪におけるブラジルのアンバサダーだったジーコ氏は、ロレックスや宝石類、現金などを盗まれ、被害額は50万ユーロ(8231万円)ほどとされている。

『Globo』によれば、ジーコ氏はその事件の詳細を語り、COB(ブラジル五輪委員会)への怒りをあらわにしたという。

「招待されたこと、名誉なことにとても感謝しているが、想定外のことが起こることもある。

私は非常に動揺した。今日に至るまで、COBの誰一人として、会長やその関係者さえも、私に話をしに来てくれないからだ。彼らは私に電話で確認することもしなかった、それが腹立たしい。ホテルには誰も泊まらなかった。他のホテル代は私が支払った。

アンバサダーの配置場所に間違いがあった。危険な場所で、セキュリティが行き届いていないと感じた。我々を乗せた車はレンタカーで、他の場所の証明書を持っていなかった。経験の浅い、若者たちだった。

セキュリティがなかったので、ホテルを変えなければならなかった。ホテルを変更した際、荷物を車に乗せた瞬間、誰かがやってきて運転手と話し始めた。

運転手はフランス語がまったくわからなかった。駐車が悪いと言われていたが、実際はそうではなく、我々の注意を引いていたのだ

そして、車内にスーツケースが置いたままになっており、別の男が後ろからやってくると、それを持ち去った。ほんの2分ほどのことだった。

妻の持ち物が入っていた。貴重なもので、センチメンタルな価値があった。大切な日に妻にプレゼントしたものだった。

あのせいでせっかくの経験が台無しになってしまった。警察署で6時間過ごし、COBの弁護士が助けに来てくれた。まだ捜査中だが、男2人が逮捕されたようだ」

COBからまともな連絡がなかったとか。

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また、盗まれたのは妻との思い出の品々だったとのこと。

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