『The Nation』は「ナイジェリア代表監督のサンデー・オリセー氏は、批評家や連盟を厳しく批判した」と報じた。

1月から行われていた“CHAN”ことアフリカンネイションズチャンピオンシップ(CAF管轄下の自国リーグに所属している選手のみで行われる大陸選手権)でグループリーグ敗退を喫してしまったナイジェリア。

昨年半ばからチームを率いているサンデー・オリセー監督は、10月に腸チフスに感染したことで長期の治療を余儀なくされ、さらに結果が出なかったことで大きな批判を受けている。

しかしオリセー監督はこの病気の治療費などを全て自分で負担したこと、そしてCHANの重要性はリーグの強さによるものが大きいと批評に反応した。

サンデー・オリセー

「私は一部の批評家から投げかけられている狂気に対処しなければならない。CHANで負けたことによってスーパー・イーグルスのスタッフを置き換えるなどというのは正気ではないので、狂気と呼んでいるのだ。

失礼ながら言えば、CHANはCAF管轄下で最も重要度の低いトーナメントだ。国内リーグの選手だけで対戦するものだ。

クラブチームでいえば、今回優勝したコンゴ民主共和国がどれだけうまくやっているか、マゼンベがCAFチャンピオンズリーグでどれだけやっているかを見られるはずだよ。

それから、このトーナメントの予選すら突破できなかったガーナ、エジプト、南アフリカのコーチにそんなことがあったのか?」

また、オリセー監督はウイルスの感染症を治療するために1万1200ユーロ(およそ150万円)を自身で負担したことを明かし、契約で規定されたホテル代が支払われないためにナイジェリア国内に滞在することも出来ないと明かしている。

サンデー・オリセー

「私がナイジェリアに来ても、泊まるところがない。ナイジェリア代表チームがキャンプをしていないときに、国内にはいられない。

未払いの賃金によって契約は破られている。CHANではボーナスも手当も選手に支払われず、それがモラル低下に繋がった。これは私の技術的な評価だ」

【次ページ】しかし、報道ではこんな話も…