言葉も分からぬ国への留学を選択したデイヴィッドソン。当時の経験について、オーストラリアサッカー連盟の公式HPでこのように話していた(当時の記事はこちらから)。
ジェイソン・デイヴィッドソン(オーストラリア代表)
「とても過激だったね。ある日僕が遅刻してしまって罰則を受けた時、僕だけではなくて全員の頭が剃られたんだ。
それはカルチャーショックだった。オーストラリアから来た僕は言葉も話せなかったし、文化も分かってなかったからね。特にあの年齢でアジャストするのはかなり難しいことだったよ。
しかし、練習に遅れたら監禁されて頭を剃られるんだから、とにかく早く学習しなきゃいけないわけでね。
それは僕を今日のようなフットボール・プレイヤーとして、そして人間として作り上げたものだ。僕は22歳で、8年間も故郷から離れて生きている。家族から離れるのは簡単なことではない。3年間日本で過ごしたことが自分を強くし、今は夢を叶えるためにヨーロッパに住んでいる」
日本ではチームプレーの大切さを学び、精神力を磨いたようだ。
その後はオーストラリアの2部ヒューム・シティでプロデビューしたデイヴィッドソンはすぐさま頭角を現し、ポルトガルのパッソス・フェレイラへと移籍。後にヘラクレスへと順調にステップアップを果たし、このほど世界最高峰のプレミアリーグクラブへとステップアップした形だ。
なお、ここまで11試合を消化しているプレミアリーグだが、今のところ出場機会は2試合である。
Time flies! Follow your dreams because anything is possible @tim_cahill #followyourdreams #socceroos #football #timcahill
Jason Davidsonさん(@jasondavidson91)が投稿した写真 -
遥か昔、少年の頃に憧れていたティム・ケイヒルは今や代表でのチームメイトである。2006年W杯でケイヒルが日本相手にゴールをした時、デイヴィッドソンは弱冠14歳だった。当時、まさか8年後にケイヒルととともに日本で試合をするとは思ってもなかっただろう。
Trying something different tonight with
@OfficialIdeye Traditional Japanese pic.twitter.com/MNOgJutUF3
— Jason Davidson (@jasondavidson29)
2014, 10月 17
日本食も食べる。
2014年W杯ではグループステージの全3試合に出場。ユニフォーム交換もめちゃくちゃ頑張った模様。明日は日本代表のどの選手とユニフォーム交換をするのだろうか?
キリンチャレンジカップ2014、日本対オーストラリアの試合は18日(火)午後7時20分よりヤンマースタジアム長居でキックオフ。全国フジテレビ系列で生中継予定。
【リンク】ジェイソン・デイヴィッドソン公式Twitterアカウント
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