あるクラブでプロとなり、そのまま“家"で自らの競技生活を全うしてサポーターの寵愛を受けた選手たちがいる。
近年ではマンチェスター・ユナイテッドのライアン・ギグスやバルセロナのカルレス・プジョル。おそらくローマのフランチェスコ・トッティもそうなることだろう。
一方で、数年ごとに、しかも各国の有力クラブを中心に渡り歩きながら、それぞれのクラブでファンの熱烈に支持された選手もいる。その代表的な一人が、現在ユヴェントスで活躍するアルゼンチン代表FW、カルロス・テベスだ。
アルゼンチンの名門ボカ・ジュニオルスでキャリアをスタートさせたアタッカーは、その後ブラジルのコリンチャンスへ移籍し、2006年からはイングランドへ。ウェストハム・ユナイテッドでは序盤不調も最終的にチームを奇跡的なプレミア残留へ導くと、マンチェスター・ユナイテッド、マンチェスター・シティでも大きな実績を残した。
昨年、3年ぶりにアルゼンチン代表にも復帰した31歳の攻撃センスはもはや誰もが知るところだが、彼の魅力の一つは何といってもその熱いプレー、そしてゴールだろう。
そこで今回は、彼がこれまで決めてきたゴールの数々を在籍クラブ別で振り返ってみたい。
ボカ・ジュニオルス
2001-2004 75試合出場26ゴール
コリンチャンス
2005-2006 38試合出場25ゴール