2015-16シーズンに向けた新しいユニフォームを発表するクラブが続々と登場するなか、とあるチームのユニフォームが話題になっている。
紫のボディを貫くレインボーカラー。このインパクト大のユニフォームはスペイン3部のCDグアダラハラの2015-16シーズンに向けた新ユニ。
¡La #RainbowShirt, protagonista en los medios nacionales! Unidos por la inclusión, la igualdad y la unidad. pic.twitter.com/gqFMo2ur4a
— hummel ES-PT (@hummelspain) 2015, 7月 7
これは、グアダラハラとサプライヤーである『Hummel(ヒュンメル)』が作成した同性愛差別反対を目的としたレインボーユニフォーム。
チームカラーの紫をベースにシャツ中央にはアイキャッチとなるウーブン製のレインボーテープをデザインし、両脇にはメッシュテープで『ヒュンメル』を特徴づけるシェブロンラインが配置されている。
これはフットボールにおいて、『ヒュンメル』とグアダラハラが同性愛差別への戦いを挑むことを意味し、クラブと選手がLGBT*コミュニティをサポートするという宣言も現しているとのこと。(*レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダーを意味する。LGBTはそれぞれの頭文字)
『ヒュンメル』はデンマークのスポーツブランドであり、同国では1989年に世界で初めて登録パートナーシップ法が成立した後、2012年からは同性婚が認められている。そんなデンマークを代表するスポーツブランドとして、グアダラハラとともにフットボールにおける同性愛差別の反対を訴えるというもののようだ。また、このユニフォームの売上の5パーセントは、同性愛差別による汚名や偏見を取り除く運動を行うNGOの取り組みに使われるとのこと。