2つのヒートマップタイプ:その1
大久保のヒートマップを試合ごとに追っていくと2つのタイプがある。以下は、直近のJリーグ2試合のものであるが、どちらも共通してセンターサークル付近が厚く、中盤前目のポジションが次に目立っている。
この図を見る限りストライカー大久保というよりは、「センターハーフ」「トップ下」といった言葉が似合う。ルーニーと同じようにFWでありながら中盤センターライン付近が厚いという特徴になっている。
筆者の印象で申し訳ないが、大久保は試合中に割と中盤まで下がってきて試合に参加することが多い。特に中盤でゲームを支配できない時にその傾向が強い。
だが、今シーズンのルーニーと違うのはペナルティエリアの中もタッチがないわけではなく実際にゴールも決めているということだ。今シーズンの大久保の得点は15点だが、うち14得点がペナルティエリア内で決めたものであり少ないエリア内の侵入で確実にゴールを奪っている。