1月には水戸ホーリーホックの練習に参加していたことでも話題になった佐藤大介選手、お忙しいなかでわざわざQolyのために時間を割いて下さったことに感謝したい。

まずはそのプレースタイルについて聞いてみた。常に魂を感じるアグレッシブなプレーを見せる佐藤選手なのだが、そのハングリーなスタイルは日本にいたときからそうだったのだろうか?

佐藤大介選手(以下敬称略):

「日本にいる時からプレースタイルは変わらないですね! 常に目の前の相手、目の前のボールにハングリーです」

日本には欠けているとも言われるハングリーさを備えた佐藤大介選手。岡田監督時代の日本代表も苦杯を嘗めた北朝鮮とのアウェイゲームはどのような環境で行われていたのだろうか。

佐藤大介:

「思っていた以上に過ごしやすくて少しびっくりしました。ホテルも和風ですごく落ち着きましたし、食事もあんまり日本と変わらなく個人的にはいい遠征になりました。

しかし、ホテルにwifi設備がついてなく、両親や友達などと連絡が取れなかったのが、難点でした。携帯が使えるなら10日くらいは滞在したいなと思いました」

日本で限定された情報だけに触れている我々にとっては想像しにくいことでもあるが、Wifi以外についてはそのホスピタリティについてはなかなかのものだったという。しかし、やはり試合やスタジアムについては独特のものがあったようだ。

佐藤大介:

「すごく独特な雰囲気でしたね。他にはない、北朝鮮にしか作れないような雰囲気でした。

でも決して、やりにくい雰囲気というわけではなかったです。

金日成スタジアムは人工芝でした。人工芝もマットのようなすごく硬い人工芝でした。今までプレーした人工芝の中で一番硬く、すごくプレーしにくかったです」

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