マリオ・ゲッツェ(ボルシア・ドルトムント)/-2500万ユーロ

2016年1月の価値:4500万ユーロ(およそ55億円)

2017年6月の価値:2000万ユーロ(およそ24.4億円)

ドイツのゴールデンボーイとして知られたゲッツェは、2014年ワールドカップで代表チームを救うゴールを決め、優勝に大きく貢献した。

しかしバイエルン・ミュンヘンではグアルディオラ監督の信頼を得られず、古巣であるドルトムントへの復帰を決断せざるを得なかった。その後も彼はフィットネスの意地に苦しみ、代謝障害と診断されたことからキャリアの危機に直面した。

その原因が筋障害であると判明してからは回復の道を歩んでいるが、まだ待つ必要がある。25歳の彼には、まだ開けるべきドアが残っている。

ハメス・ロドリゲス(レアル・マドリー)/-3000万ユーロ

2016年1月の価値:8000万ユーロ(およそ97.8億円)

2017年6月の価値:5000万ユーロ(およそ61.1億円)

ハメス・ロドリゲスは、「価値がダウンした」選手の中でも異色だ。パフォーマンスに苦しんでいないのに、チーム事情でその金額が下がっている。

2014年ワールドカップで得点王を獲得した彼は、サッカー界で最も明るい未来を持つ選手と考えられてきた。

サンティアゴ・ベルナベウでの扱いは彼に見合ってはいない。しかし、それでも彼の市場価値は信じられないほどに変化した。他のクラブが目をつけるのは当然である。

【次ページ】伸び盛りのフランス人