「最後の挑戦」は2020年東京五輪

――最後にピッチ外のことについて伺います。7月に東京駅近くの『TRAVEL HUB MIX』さんで行った講演のタイトルが印象的でした。「逃げることで見えた新しい世界」とはどんな世界なのでしょうか?

1度現役を引退することで新たな世界が開けました。

実はサッカーを少し諦めていたところがありました。そのまま続けていても何も残らなかったと思いますし、あのあと2、3年続けて引退して復帰もしなかったと思います。

何かを辞めることは勇気が必要だと思いますけど、結果的に今こうして話せることは良い選択だったからこそだと思います。

――昨年パリで復帰され、今年シーガルズへ。中学・高校時代を過ごした古巣とはいえチームは2部でした。

自分の現役生活の最後になるのは分かっているので、それならシーガルズしかないと思っていました。

あと現実的に1部昇格の可能性が十分にあるチームだと思っていたので、そういうチームで2部から昇格して1部で戦いたいと思って加入を決めました。

――ご自身のSNSでも「サッカー人生最後の挑戦」と宣言されていましたね。その「最後の挑戦」の目的地をうかがっても宜しいですか?

東京五輪に選手として出場することですね!

――おお、2020年が楽しみですね!それでは最後に、入替戦への意気込みをお願いします!

私たちは巧いチームではないので選手1人1人がハードワークして、できることを最大限やって戦っています!それはサッカーをするうえで凄く大事なことだと思っています! 

私はチームでも経験もあって年齢も上の方の選手です。入替戦という昇格が懸かる中でも、みんなが試合を楽しめるように試合を上手くコントロールしていけるようにするのも私の仕事だと思っています。

入替戦も今まで通りに選手1人1人がやれることを最大限ハードワークして勝ちに行きます!勝つことが条件になるので、私自身は得点という形でも勝利に貢献できるようにしたいと思います。

ファン・サポーターの皆さんには、ゴールに向かう姿勢を観て欲しいと思います!応援よろしくお願いします!

名前:大滝 麻未(おおたき あみ)
ニックネーム:あみ、PON会長
生年月日:1989年7月28日(29歳)
出身:神奈川県平塚市
身長:172cm 体重:60kg
ポジション:FW 背番号:30
今季なでしこリーグ2部:18試合出場11得点
なでしこリーグ通算(1・2部):39試合出場14得点
フランスリーグ1部通算:27試合15得点
日本代表歴:なでしこジャパン通算3試合出場0得点
ちょっぴり自慢したいこと:早起きが得意
話せる言語:日本語・英語・フランス語
所属チーム: 横須賀シーガルズ→早稲田大学ア式蹴球部女子→オリンピック・リヨン(2012.1-2013.6-)→浦和レッドダイヤモンズレディース(2013.6-2014.11)→EAギャンガン(2014.12-2015.5)で1度、現役引退。パリFC(2017.8-2018.1)→ニッパツ横浜FCシーガルズ(2018.1-)