18歳のサッカー選手が飛び降り自殺を図ろうとしていた男性を救うという出来事があった。
『Dagens Kalmar』によれば、男性の命を救ったのは、スウェーデン1部リーグのカルマルに所属するアレックス・モルテンセンだそう。
18歳の彼は土曜日の練習から帰宅する際、E22号線に架かる橋の欄干を握りしめる男性を発見。そのまま自転車で走りながらも、何かおかしいと感じていた。
「振り返って見ると、彼が右足を手すりの上に持ち上げていた」ので、モルテンセンはすぐに自転車を置いて駆け寄った。
アレックス・モルテンセン(カルマル)
「彼は死にたいと言っていました。飛び込みたいと。
僕は自分の体重で彼の左足を固定して、右腕で彼を抱えました。少し落ち着かせようとするのと当時に彼を抱えるために」
そのまま数分が経過し、数人がその場を素通りするなか、モルテンセンは2人の子供を連れた女性に112(緊急通報用電話番号)へ連絡してくれるように手で合図した。
アレックス・モルテンセン(カルマル)
「(駆けつけた)彼らが状況を引き継いで、全て解決されました」
「その後は不安と安堵感が入り混じった気持ちでした。
彼の命を救う間、彼にどれほど悪いことがあったのかを考えていました」
「自分が10分ほど長く練習していたり、車で帰宅していたら、彼を止めることはできなかったかもしれません。これからも彼との出来事は心の奥にずっとあると思います」
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この出来事があった後、動揺した彼は電話で友人にサポートを求めたそう。そのうえで、自殺を思い留まった人が必要な助けを受けられることを望んでいるとのこと。